越後湯沢の日帰り観光!「冬のスキーやスノボのイメージしかない」と思っている方も多いのではないでしょうか。
実は、新潟県にある越後湯沢は、スキーシーズン以外の春夏秋冬、どの季節に訪れても楽しめる魅力的な観光スポットが盛りだくさんなんです。
特に、新幹線を利用すれば東京駅からわずか約1時間半という、驚くほどのアクセスの良さ。
これなら、週末に思い立ってふらっと出かける日帰り観光にぴったりですよね。
「車がないと不便かな?」と心配になるかもしれませんが、ご安心ください。
今回は、私が実際に日帰りで訪れたからこそわかる、定番ながらも絶対に外せないスポットを厳選。
公共交通機関を上手に使って、車なしでもスムーズに巡れるおすすめの観光スポットとしてご紹介します。
雄大な自然の絶景から、心を満たすアート、そして美味しいグルメまで、越後湯沢の魅力をぎゅっと凝縮した旅を、ぜひ体験してみてください。
本記事のポイント
- 驚くほどのアクセス
- 車なしでもOK
- 絶景の空中散歩
- SNS映えするスポット
- 大自然×アート
- 圧倒的な「水鏡」の絶景
- 旅の疲れを癒す足湯
- 新潟グルメの宝庫
- 地元名物を味わう
- 日本酒好きの聖地
越後湯沢の日帰り観光!絶景とグルメを堪能する

日帰り観光で越後湯沢を訪れるなら、雄大な自然が織りなす絶景と、地元ならではの美味しいグルメを心ゆくまで堪能するのがおすすめです。
新幹線を使えば東京から約1時間半というアクセスの良さなので、私自身も日帰りの旅で十分に満喫できました。
今回は、実際に訪れてみてわかった、車がなくても公共交通機関でスムーズに巡れる、とっておきの観光スポットをご紹介します。
大パノラマと空中散歩を楽しむ「湯沢高原パノラマパーク」
越後湯沢駅から歩いて10分ほどの場所にある湯沢高原パノラマパークは、越後湯沢観光のハイライトです。
世界最大級のロープウェイに乗って標高1,000mの山頂駅へ向かう約7分間の空中散歩は、すでに非日常の体験。

眼下に広がる壮大な景色に、期待が膨らみます。
山頂に到着すると、そこはまさに別世界。
夏は色とりどりの高山植物が咲き誇る「アルプの里」が、秋には紅葉が美しく、散策するだけでも心癒されます。
私が行ったときには、高原の爽やかな風を感じながら、美しい景色を存分に満喫できました。
ぜひ立ち寄ってほしいのが「あやめヶ池」です。

アルプの里を散策していると見えてくるこの池は、水面がまるで鏡のようになります。
晴れた日には、池の畔に立つと、青空と白い雲、そして雄大な山々が水面にくっきりと映り込み、息をのむほどの絶景が広がります。
特に、風のない穏やかな日には、上下対称の幻想的な景色を写真に収めることができます。
日差しを浴びてキラキラと輝く水面と、その奥にそびえる緑豊かな山々のコントラストは、まさに夏ならではの風景。
散策の途中で休憩したのが、「アルプの里」エリアにある「ガレバハウス」です。
こちらは、美しい景色を眺めながら休憩するのにぴったりの場所。
ガレバハウスを訪れたら、ぜひ味わってほしいのが「ジェラート」。

私が食べた北海道ミルク味のジェラートがとても美味しかったんです。
濃厚でコクがありながらも、後味はさっぱりとしていて、散策で疲れた体に染み渡るような味でした。
湯沢高原パノラマパークの山頂エリアには、思わず写真を撮りたくなるような「映え」スポットが点在しています。
青空と緑、そして壮大な山々を背景に、設置されたベンチ。

雄大な景色を額縁のように切り取って見せてくれる白い窓枠。

SNS映え間違いなしの素敵な写真が撮れますよ。
散策で疲れた体を癒すなら、ロープウェイの山頂駅舎内にある「kumo cafe」が最高です。

絶景を眺めながら休憩するのにぴったりで、特に開放的なテラス席が魅力的。
目の前に広がる雄大な山々を見ていると、まるで雲の上にいるような気分になります。
天気の良い日に訪れたなら、ぜひテラス席でキンキンに冷えたビールを飲んでみてください。

澄んだ空気の中で美しい景色を肴に飲む一杯は、本当に格別。
湯沢の自然に囲まれて飲むビールは、日常の喧騒を忘れさせてくれる最高のひとときでした。
日本三大峡谷「清津峡渓谷トンネル」でアートと自然の融合を体感
湯沢高原で絶景を楽しんだ後は、路線バスに乗って「清津峡渓谷トンネル」へ。
バス停からトンネル入口までは、清流の音を聞きながら、清々しい峡谷の空気を胸いっぱいに吸い込む約30分の散策です。
ここは、黒部峡谷、大峡谷と並ぶ日本三大峡谷の一つである清津峡を、安全かつ快適に歩けるように整備されたトンネルです。
全長750mのトンネル内は、歩くたびにユニークなアート作品が現れて、まるで現代アートのギャラリーみたい。
自然とアートが融合した独特の空間に、全然飽きることがありません。
そして、このトンネルの一番のハイライトが、最奥部にある「パノラマステーション」です。

ここは、SNSでも「水鏡」のスポットとしておなじみで、多くの人がこの絶景を求めて訪れます。
トンネルから見えるダイナミックな柱状節理の岩肌が、足元の水面に鏡のように映り込み、天井の丸い窓から光が差し込む光景は、本当に息をのむほど美しいんですよ。
私も実際に訪れたのですが、写真で見るよりもはるかに迫力があり、その圧倒的な景色に心から感動しました。
トンネルに入る前にぜひ立ち寄ってほしいのが、エントランス施設です。
このエントランス施設の2階には、無料で利用できる足湯があります。

トンネルを掘った際に湧き出た温泉が使われていて、旅の疲れを癒すのに最適な場所でした。
窓のない空間ですが、天井にある特殊な反射鏡に外の景色が映り込むユニークな仕掛けがあります。
これは「ペリスコープ(潜望鏡)」というアート作品で、清津川や雄大な渓谷の景色を、トンネルに入る前から楽しめるんです。

足湯でリフレッシュしてからトンネルへ向かうのが、私のおすすめの楽しみ方です。
駅直結の「がんぎどおり」はランチもOK!へぎそば&ぽんしゅ館を満喫
日帰りで越後湯沢観光を楽しむなら、新幹線に乗る直前まで楽しめる越後湯沢駅構内のがんぎどおりは外せないスポットです。
昔ながらの宿場町をイメージしたレトロな雰囲気の通りには、新潟の美味しいグルメやお土産がぎゅっと詰まっています。
駅直結なので、時間を気にせずゆっくりと見て回れるのが嬉しいポイント。
旅の締めくくりに、心ゆくまで新潟の味覚を堪能できます。
「日帰りだから荷物にならないものがいいな」という方も、新幹線の出発ギリギリまでお買い物が楽しめるのは嬉しいですね。
『小嶋屋』で「へぎそば」のランチ!新潟名物は外せない
まず、ランチにおすすめしたいのが、新潟名物のへぎそばを味わえる「越後十日町 小嶋屋」です。
へぎそばが普通のそばと決定的に違うのは、つなぎに布海苔(ふのり)という海藻を使っていることです。

この布海苔が、へぎそばならではの食感を生み出す最大の秘密なんです。
一般的なそばとは比べ物にならないほど、独特のつるりとした喉ごしと強いコシを楽しめます。
私も一口食べた瞬間、「これ、本当にそば!?」と驚きました。
「海藻を使っているなら、磯の香りがするのかな?」と心配になるかもしれませんが、磯の香りは強くなく、あくまでそばを美味しくするためのつなぎとして機能しています。
布海苔のおかげで、コシが強く、もちっとした弾力も生まれるんですね。
へぎと呼ばれる器に一口ずつ美しく盛り付けられているので、見た目も楽しめます。
『ぽんしゅ館』で利き酒!がんぎどおりは日本酒好きの聖地
日帰り旅の締めくくり、新幹線の発車時間まで何をしようか迷ったら、越後湯沢駅構内にある「ぽんしゅ館」に立ち寄ってみるのがおすすめです。
がんぎどおりの一角にあるここは、新潟の地酒をテーマにしたミュージアム。
お酒好きにはたまらない、まさに「聖地」のような場所です。
ぽんしゅ館の最大の魅力は、新潟県内にあるほぼ全ての酒蔵の日本酒を試飲できる「利き酒番所」。

システムはとっても簡単です。
まず、受付で500円を払い、おちょことコイン5枚を受け取ります。
ずらりと並んだ100種類以上の日本酒マシンの中から、飲みたい銘柄を選び、コインを入れてボタンを押すだけ。
銘柄によって必要なコインの枚数が違うので、少しずつ飲み比べを楽しむことができます。
辛口から甘口、季節限定酒まで、普段なかなか飲めないお酒がずらりと並んでいて、どれにしようか迷う時間も楽しいひとときでした。

利き酒番所で、たくさんの日本酒を試飲していたときのことです。
数ある銘柄の中から、ひときわ目を引くお酒を見つけました。
それが、「白瀧 くらんしょ ワイン酵母仕込み」です。
ワイン酵母で仕込んでいるという珍しいコンセプトに惹かれて、早速コインを投入。
一口飲んで、私はびっくりしました。
このお酒の香りは、日本酒のそれとは全く違いました。
まるで熟成したワインのように、アーモンドのようなスモーキーな香りが感じられ、さらに口に含むとほんのりとカカオのようなニュアンスも。
極甘口ながらも、ワイン酵母由来の爽やかな酸味が後味をすっきりとさせていて、とても飲みやすいんです。
「日本酒ってこんな味わいもあるんだ!」と、良い意味で期待を裏切られました。
新しい日本酒の世界を発見できたようで、とても嬉しくなりました。
『糀らって』の優しい甘さがたまらない!ソフトクリーム
お酒が苦手な方や甘いもので疲れを癒したい方には、「糀らって」がぴったりです。
ぽんしゅ館の隣にあるので、利き酒の後のデザートにも最高ですよ。
「糀らって」は、米糀を使ったドリンクやデザートが楽しめるお店です。
米糀は「飲む点滴」とも言われるほど栄養価が高いので、美味しく健康的な休憩ができます。
私が特に気になったのは、看板メニューの糀ソフトクリームです。

一口食べると、まず米糀の優しい甘さが口いっぱいに広がります。
そこにミルクのコクが加わり、とってもクリーミーなのに後味はさっぱり。
体に染み渡るような美味しさで、旅の疲れが吹き飛ぶようでした。
越後湯沢の日帰り旅行!観光スポットの移動手段と滞在時間について

「日帰りで越後湯沢へ観光に行きたいけど、どうやって回ればいいの?」
「車がないと不便?」
「短い時間でも楽しめる?」
そんな疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。
実は越後湯沢は、公共交通機関だけでも十分に楽しめるエリアなんです。
特に、運転の心配がない公共交通機関を利用すれば、美味しい地酒も心置きなく楽しめるというメリットもありますよ。
湯沢高原パノラマパークへの移動手段と滞在時間!効率よく楽しむためのポイント
湯沢高原パノラマパークへの移動手段は?
- 越後湯沢駅からロープウェイ乗り場へ:
駅からロープウェイ乗り場までは、歩いて約8分。
新幹線の改札を出て左手の出口から出ると、まっすぐ歩いていけば迷わず到着できます。 - ロープウェイで山頂へ:
世界最大級のロープウェイに乗れば、たった約7分で山頂駅に到着します。
眼下に広がる景色は、まさに空中散歩!
車で訪れる場合も、ロープウェイ乗り場のすぐそばに無料駐車場があるので安心です。
効率よく巡る!おすすめの滞在時間
山頂エリアは広大ですが、主要な絶景スポットやアクティビティを体験するなら、滞在時間の目安は2〜3時間を見ておくと良いでしょう。
- 絶景スポット散策:
山頂に到着したら、まず「アルプの里」を散策して「あやめヶ池」や「高山植物園」を巡ります。
写真撮影をしながらゆっくり歩いて、約1時間ほどです。 - カフェで休憩:
絶景を眺めながらkumo cafeで一息ついたり、ガレバハウスでジェラートを味わったり。
食事や休憩には約30分〜1時間ほど確保しておくと安心です。 - アクティビティ:
サマーボブスレーなどのアクティビティを楽しむ場合は、さらに30分〜1時間ほど追加で時間を取っておきましょう。
ロープウェイの往復時間を含めると、全体で2時間〜3時間ほどの時間を確保しておけば、焦ることなく湯沢高原の魅力を満喫できます。
ぜひ、旅の計画の参考にしてみてください。
清津峡渓谷トンネルへの移動手段と滞在時間!効率よく楽しむためのポイント
清津峡渓谷トンネルへの移動手段は?
清津峡へは、公共交通機関でも車でもアクセスできますが、それぞれ注意点があります。
- 公共交通機関(バス)
越後湯沢駅から南越後観光バス「湯沢=清津峡入口行き」を利用します。
バスの本数が少ないため、事前に時刻表を調べておきましょう。
終点の「清津峡入口」バス停で下車後、トンネル入口までは、清流の音を聞きながら、徒歩で約30分かかります。この徒歩移動も清津峡の自然を満喫する旅の一部ですよ。 - 越後湯沢駅から清津峡まで直通のツアーバス
路線バスが「清津峡入口」バス停に到着するのに対し、ツアーバスは清津峡渓谷トンネルのすぐそばにある駐車場まで直通で向かってくれるのが最大の利点です。
ツアーバスなら、約30分の徒歩移動が不要になるため、体力に自信がない方や、雪が積もる季節に訪れる方には特におすすめです。
これらのツアーバスは期間限定で運行されている場合が多いので、事前に「雪国観光舎」などの観光関連サイトで最新情報を確認することをおすすめします。 - 車
関越自動車道「湯沢IC」から車で約20分で到着します。
トンネル入口に有料駐車場がありますが、紅葉シーズンなどの繁忙期は大変混み合うことがあります。
特に土日祝日は、満車で入場制限がかかることもあるので、時間に余裕を持って訪れるか、公共交通機関の利用も検討しましょう。
効率よく巡る!おすすめの滞在時間
トンネルの往復時間と写真撮影、休憩時間などを考慮すると、清津峡渓谷トンネルでの滞在時間の目安は1時間30分〜2時間を見ておくと良いでしょう。
トンネル内散策:
全長750mのトンネル内は、往復で約30〜40分ほどかかります。
しかし、アート作品の鑑賞や、一番の見どころである「パノラマステーション」での写真撮影には時間がかかるので、1時間〜1時間30分ほど見ておくのがおすすめです。
エントランス施設:
入口にあるおしゃれなエントランス施設には、足湯やカフェがあります。
トンネルに入る前に一息ついたり、散策後に旅の疲れを癒したりするのに、約30分ほど確保しておくと安心です。
移動時間も含め、スケジュールには余裕を持たせておきましょう。
計画的に巡ることで、清津峡の美しい景色を心ゆくまで堪能できますよ。
越後湯沢観光日帰りはどのくらいの時間があれば楽しめる?
ご紹介した観光ルートであれば、日帰りでも十分に満喫できます。
東京から新幹線で約1時間半というアクセスの良さを活かせば、朝早く出発すれば、午前中に湯沢高原で景色やアクティビティを楽しみ、午後には清津峡で自然とアートを満喫。
最後に駅構内の「がんぎどおり」でお土産を買って帰る、という充実したプランが可能です。
それぞれの場所でゆっくり過ごしたい場合は、無理のないスケジュールを立てるのがおすすめです。
例えば、湯沢高原の滞在時間を長めに設定したり、清津峡の滞在時間を短縮したりと、自分好みに調整するのも良いでしょう。
総括:越後湯沢は日帰り観光でも満足度が高い!
最後に、本記事のポイントを以下の通り振り返ってみましょう。
- 驚くほどのアクセス:
東京駅から新幹線でわずか約1時間半。
日帰りでも無理なく楽しめるのが最大の魅力です。 - 車なしでもOK:
公共交通機関(ロープウェイ、バス、徒歩)を賢く使えば、主要観光スポットをスムーズに巡れます。 - 絶景の空中散歩:
湯沢高原パノラマパークでは、世界最大級のロープウェイで約7分の空中散歩を楽しみ、一気に標高1,000mの絶景へ。 - SNS映えするスポット:
湯沢高原では、「あやめヶ池」の水鏡や、「白い窓枠」などのフォトジェニックなスポット巡りを楽しめます。 - 大自然×アート:
清津峡渓谷トンネルでは、全長750mのトンネル内にあるアート作品と、日本三大峡谷の雄大な自然が融合する空間を体感できます。 - 圧倒的な「水鏡」の絶景:
清津峡の最奥部にある「パノラマステーション」は、水面に映り込む渓谷の景色が幻想的。
一生に一度は見ておきたい絶景です。 - 旅の疲れを癒す足湯:
清津峡渓谷トンネルのエントランス施設にある無料の足湯や、湯沢高原の「kumo cafe」のテラス席にある足湯で、絶景を眺めながらリフレッシュできます。 - 新潟グルメの宝庫:
駅直結の「がんぎどおり」は、新潟の美味しいグルメとお土産がぎゅっと詰まった場所です。 - 地元名物を味わう:
「小嶋屋」で、つなぎに海藻を使った独特のへぎそばを味わうのがおすすめ。
つるりとした喉ごしと強いコシがたまりません。 - 日本酒好きの聖地:
「ぽんしゅ館」では、500円で新潟の地酒を5種類試飲できます。
お酒が苦手なら、「糀らって」のソフトクリームや甘酒ドリンクがおすすめです。
最後まで本記事をお読みいただき、ありがとうございました。